「西村先生ね、えりちゃんが倒れた日からずっと後悔しているのよ。えりちゃんにひどいことを言ってしまったと…。えりちゃんが話せるようになるまでどうして待っていなかったんだって。だから次の日から話しかけてこなかったでしょ?きっと彼も責任感じているんだと思うの…」


「そうなんですか…」


先生は悪くない。間違ってない。


倒れたのだって全部私のせいなのに…。


「だから、西村先生のこともちゃんとしなさいよ。」


「はい。」


先生が感じる責任をなくさないと。


いつまでも逃げていたらだめだよね。


人と本気で向き合うことから…。


だからしっかり話そう。


自分のためにも。


そして西村先生のためにも…。