心の中 ~あなたの本当の声を聴かせて~

「自分がどうしたいかさえも…」


「そっか…。それってやっぱり今までのことが関係しているの?」


えりちゃんは小さくうなずいた。


「えりちゃん、何が引っかかっているの?どんなことでもいい。ゆっくりでいいから話して?」


「私、もうこれ以上傷つきたくないの…」


「そっか…」


だからだったんだね。


一人でバリアを張って…


必要以上に関わらなければ傷は浅く済む。


でも親しくなれば、親しくなるほど裏切られた時の傷は深い。


それを知っているからこそ、必死で自分の気持ちを抑えていたんだね。


「えりちゃん、本当は仲良くしたいんでしょ?」


コクンとなずいた。


「誰かにそばにいてほしいんでしょ?」


またコクンとなずいた。