心の中 ~あなたの本当の声を聴かせて~

「ごめん。なくしたかも…」


何よそれ…。


意味わかんないよ。


どうして??


仮にも人の物でしょ?


それはお母さんに買ってもらったばかりのシャーペンだったのに…


「今日、帰ったら探してみるから。」


「分かった。」


そう言って逃げるように自分の席に着いた。


そして机の上においていたカバンを横にかけ、トイレへ急いだ。


「そう…。そんなことが…」


「はい。でも先生、どうして私に何かあったって分かったんですか?」


学年主任の岩本先生でも気づかなかったのに…。