心の中 ~あなたの本当の声を聴かせて~

「えりちゃん、大丈夫?」


「はい、すみません。呼び出した上に迷惑かけて…」


「いいのよ。でもよかったわ、無事で…。今からうちにおいで。そこでたっぷり聞かせてもらうから。」


「いいんですか?先生のお宅にお邪魔しても…」


「大丈夫よ。ここじゃ話せないし。家にも誰もいないから安心して。少し遠いから誰かに見つかる心配もないし。さぁ、行きましょう。」


そして乗ったことない電車に乗り、先生の家へ向かった。


乗っている間、たくさんのことを話した。


先生はお母さんと二人暮らしなこと。


そしてそのお母さんは今友達と温泉旅行に行っていること。


お父さんは病気で先生が17歳の時に亡くなってしまったこと。


先生とこうして話しているだけで少し気持ちが穏やかになった。