心の中 ~あなたの本当の声を聴かせて~

声をかけても何も言わないのを見てあきれた?


あなたまで私を見捨てるの?


ひどいよ…。だったら中途半端に優しくしないでよ…。


そう思うと涙が溢れた。


泣いたらもっと苦しくなる。


分かっていてもポロポロと涙は流れていった。


「これを口に当てて息をしてください!」


差し出されたものは茶色の紙袋だった。


私はその中で必死に呼吸を繰り返した。


ありがとう。


そこまで息が上がるほど走ってきてくれたんだね。


そしてごめんなさい。


あなたの優しさを信じることができなくて…。