二人はじゃんけんをしようとしたまま勢い良く開けられた扉を呆然と見つめた
「母さん…?
…と、父さん…」
「まぁ!未菜ちゃん?
蓮っ!あんた…まさか…」
「はぁー…何もしてないから。
未菜の部屋のクーラーが壊れたから」
「クーラーが壊れたからって何で一緒の部屋に…?
ごめんね未菜ちゃん!」
「いえっ!!
違うんです!!
昨日雷がひどかったので一緒に寝てもらったんです。」
「あら…そうなの。
無理矢理じゃないなら良かったわ」
「あのなぁ…;
それより帰国予定明日じゃなかったっけ?」
「あぁー…そうなの!
もう十分堪能して疲れたから一日早く帰ることにしたのよ」

