「まぁ確かに」

そいつらと一緒なのは運無さすぎだね。
ってりっちゃんに言われて、また虚しくなった。

「もう嫌だ」

そう呟いて、地面を睨んでみる。
何も変わらないのはわかりきってるんだけど。

「まぁでも、他にも女子はいるでしょ?」

確かにいるけど。

「みんな小学校違うし」

むっとしながら私が言うと、

「話しかけてみたら?」

って余裕あり気な顔で返された。

「無理、恥ずかしい」

「あはは、こんなんじゃ彼氏じゃなくて友達すらできないかもねー」

優しく微笑むりっちゃんに猛烈にイラついた。