。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅲ・*・。。*・。





「ってかおめぇは何でスネークがパーティーであたしたちを狙うって知ったんだ??」


不思議に思ってキョウスケを見上げると、キョウスケはぎくりとして目をしばたいた。


「それはな~まさに響ちゃんが体を張って聞き出したからなんや」


戒がいししと下品に笑う。


「体を張って??」


「戒さん!」


とたんにキョウスケがあたふた。


「体って??」


あたしはまだ意味が分からず目をぱちぱちさせていると、


「あー…」言いかけてわざとらしく咳ばらいをして、


「ハジキ向けられても立ち向かって(?)いったからですよ」


「ハジキ!?何で!どーゆうこと!!?」


「それはあとでお話しします。戒さん、ピクニック」


キョウスケが暗号のように漏らして戒をちょっと睨むと、戒はちっとも怯んだ様子を見せずにあかんべをして


「だってもう約束したもん♪今更取り消しとかなしや~」と悪戯っ子のように笑う。


「ピクニックって…今度の??そだ♪お前行けるんだってな~リコも楽しみにしてるって☆四人でお出かけ、楽しみだな♪」


あたしがキョウスケの背中をバンとたたくと、


「……そうですね、俺も楽しみ…デス」


キョウスケは弱々しく答えた。