「ってかおめぇは何でスネークがパーティーであたしたちを狙うって知ったんだ??」
不思議に思ってキョウスケを見上げると、キョウスケはぎくりとして目をしばたいた。
「それはな~まさに響ちゃんが体を張って聞き出したからなんや」
戒がいししと下品に笑う。
「体を張って??」
「戒さん!」
とたんにキョウスケがあたふた。
「体って??」
あたしはまだ意味が分からず目をぱちぱちさせていると、
「あー…」言いかけてわざとらしく咳ばらいをして、
「ハジキ向けられても立ち向かって(?)いったからですよ」
「ハジキ!?何で!どーゆうこと!!?」
「それはあとでお話しします。戒さん、ピクニック」
キョウスケが暗号のように漏らして戒をちょっと睨むと、戒はちっとも怯んだ様子を見せずにあかんべをして
「だってもう約束したもん♪今更取り消しとかなしや~」と悪戯っ子のように笑う。
「ピクニックって…今度の??そだ♪お前行けるんだってな~リコも楽しみにしてるって☆四人でお出かけ、楽しみだな♪」
あたしがキョウスケの背中をバンとたたくと、
「……そうですね、俺も楽しみ…デス」
キョウスケは弱々しく答えた。



