あたしは戒が笑うと幸せで―――戒の笑顔にたくさん助けられた。 たくさん救われた。 戒――― どうか どうかあたしの隣で その笑顔を絶やさないでください。 あたしにとっては戒は太陽。 いつでも明るく照らし出してくれる、 たった一つの道しるべ。 凍えるような寒い冬から、戒の体温のように温かくて心地良い風に変わる頃――― 桜が花開くように 短い命でも懸命に咲き続けようとする桜の花のように――― あたしも 懸命に あなたの手を握り続けます。