横の席はあいている。
遅刻のだろうか。



「んぢゃ一旦休み入るで。皆ちゃんと授業でえやぁ」



と、言って担任が出ていった。


の、瞬間。




ガシャンッ


机を蹴られ体ごと倒れた。


「痛ッ…」



「よう。津田ちゃん」


目の前に居たのは身長が高く、
黒が隠れる位の白いメッシュを入れた女だった。