入ってビックリした。 汚いし、香水臭い。後ろの棚には コンポや布団がおいてある。 皆、髪が黒の子なんていなくて おまけにビックリするくらいガラが悪い。 「お〜。お前ら今日は珍しく朝からおるやないか〜。」 さっきまでと全く違う担任の 口調にここは大阪だと納得した。 「転入生が見たかったんか〜。 この子が転入生の津田明さんや。」 「……よろしくお願いします…」 「んぢゃ津田さん、そこの席ね」