ゴミだらけ、
校舎の落書き
割れた窓には段ボール。

とても高校と言う感じがしない。
何かと言えば廃墟。



「……な、なにこれ!!」



「津田…明さんですか?」




振り返るとおじさんがいた。


「…そうですけど」


「私、生徒指導員の町田です。」


何も言わずに突っ立っていると
職員室らしき場所に案内された。