何も言わないで このまま終わらすか。 もう、やられるだけやられた。 なら 最後にねばった方がカッコいいぢゃん… 「……っ」 「はい。時間経ったで。終わり〜」 蓮崋の合図に皆が蹴るのを止めた。 「おつかれちゃん♪」 蓮崋が近寄り腕を掴み起こそうとする。 「……ッ。触んな」 「お前誰に向かって口きいとんねん」 咲がまた横から怒鳴る。 「明ぃ…お前根性あるな。面白いし」 蓮崋が笑って言った。