ゆっくり、青空に流れる雲が。 時間を刻んでいるように思えた。 「隠してたわけじゃない。少しでも幸せな毎日にしたいからって」 「……」 「ライトの発病は羅未が10歳のときだ」 うそ…… 「転移すれば危ない、そう言われてた」 「どうしてっ」 あたしに 言ってくれなかったの? 「みく、お前がライトならどうしてた?」