「あ、明るくない?」 「なんで?」 一緒にお風呂に入りたいってライトが言うから。 あたしは勇気を出したのに。 「いいから、みく先」 「ちょっ……」 あたしは逃げない逃げないと自分に言い聞かせた。 バスタオルを巻いて、決心。 キィ― 「……えぇ?」 だだっ広いバスタブ一面に、花びらが浮いていた。 薔薇だ――…