ピピピッ…

ピピピッ…



「またか……」


目覚ましの横にあるリングは

1つだった。

みくのサイズに合わされて

作られたモノだ。


みく――


あれから何年も経つのに

俺はまだ迎えに行けていない。


もう少し

もう少しだけ――


お前が望むすべてを

叶えたいんだ――