柚希は泣きついて謝ってきた。だが俺は抱いているしかしなかった。これから何をすべきか分かっていたから。

「花買いに行くぞ!」
「グスッ、へ?」
「お参りに行くんだよ。挨拶も兼ねてな」
そう言った瞬間柚希はパーっと明るくなった。笑顔に戻っていた。可愛かった。

「こんなもんかな」
「ありがとう」
「…お義父さんお義母さん、柚希さんをもらっていきます。必ず幸せにしてみせますので見ていてください!」
「一夜…馬鹿!」
「俺が一生側にいるからな柚希」
「うん、私も」
「さぁてと、行きますか~」
「ほーい」

そして俺達はその日入籍した。結婚式は柚希の誕生日に行った。誕生日プレゼントに猫を買ってやった。みんな爆笑していたが俺的には真面目に買ったつもりだった。なんか悔しいな。その日は超楽しかった。