かぁさんとこうやって話すのは何年ぶりだろうかと懐かしむくらい話すのは久しぶりだ。だからこそ嬉しかった。そのうち柚希が起きてきた。

「おはよう~…あだまいだいーうーん」
「まだまだお子様ねぇ」
「一緒にすんな、まだ俺は酷くないぞ?」「まぁそうね」
「柚希、学校に連絡しとけよ?」
「うーん」

なんか本当にやばそうだな。昨日の夜も一番最初に倒れて寝たからな。その上かぁさんは流石と言うべきか全然酔わなくて俺が死にそうになった。

「あっ」

ふと思ったことがあった。

「俺に夢が出来た」
「へーどんなのよ?聞かせてみなさい?」「柚希と一緒にこんな感じの家族作りたいんだ。一緒に笑いあって励ましあって、そして幸せに暮らしていく。そのうち子供も出来て楽しく過ごす。かぁさんはおばあちゃんになるってわけだな」
「え?一夜が二十歳になってもあたしまだ37よ?この若さでもうおばぁちゃん?」