果てない空

そして俺達家族は普通の家族に戻った。

「俺さかぁさんも柚希も守るから。だからもう離れないでくれ」

泣きながらそう言った。今まで閉じ込めてきた感情が溢れてきて涙が出てくる。かぁさんも一緒に泣いてきて最終的に柚希も泣いてきた。三人一緒に泣いていたのでなんか泣き止んだ後、三人とも気恥ずかしくなった。

「はぁすっきりしたね!」
「そうだな」
「そうね」
「てかもう22時なんだけど…柚希泊まっていけ」
「いいの?」
「お前さえよければ大丈夫だ!」
「それじゃぁお言葉に甘えようかなぁ」
「親に連絡しとけよ?」
「今日家に誰もいないから大丈夫!」
「そうだったのか。まぁ丁度いいか」
「んじゃぁ柚希ちゃん一緒に寝よっか!」「あ!いいですね!色々話したいことあるんですよ~。さっきの続きとか」
「げ!」