果てない空


それからまだ私達は話し合って打ち解けあった。女同士だからってのもあるけれどね。そして私達はあることに気付いた。

「あ!一夜の事忘れてた」
「あ!すっかり忘れてた」
「はぁ~…いるよさっきから」
『はぁ!!』
「まさか今までの話しを」
「俺が聞いてたのはそこの生みの親の話し辺りからだ。」

俺は母親を睨んだ。
でも睨むのをやめた。

「はぁだいたい分かったよ、もういい。説明しなくてもだいたい分かった。そして新たに分かったのは俺はかぁさんに似てるってとこくらいだな」
「え?今一夜あたしの事かぁさんって…」「うっせ。俺はあんたの息子だぞ?かぁさんって言ってなんかおかしいのかよ?」

俺は恥ずかしながらそう言った。