「プッ…」 笑われた… 「離して下さい。痴漢って叫びますよ?」 「そーしたら、就寝時間に外出したのバレますよ?」 「あ…」 「プッ…」 また、笑われた! 「ちょっと、いいから離して下さい」 「じゃあ、逃げません?」 「逃げます。」 「じゃあ、無理」 「は?なんでそうなるのよ!」 「君の要求を聞くなら、俺の要求も聞いてもらわないと」 「・・・・。」 とりあえず離してもらわないと、誰かきたら恥ずかしい… 「わかりました。逃げませんから、離して下さい。」 すると、するりと腕が離された。