私こそ光る☆君~四季折々番外編~

ゴニョゴニョゴニョ……。


「ああ、なるほど。

それ、いいわね」


志乃さんに歩み寄った光くんが耳打ちをすると、志乃さんは頷いて部屋を出て行く。


いったい何を?


「さあ、僕らはメイク続けましょう?

あとは志乃さんが何とかしてくれますから、ね?」


『えっ、ええ……//』


事情がまったく飲み込めずに困惑しつつも、光くんのウインクに気圧され、その言葉に従ってしまう。


鏡に映る由依くんは、一人放置されてふくれっ面。


気にしない、気にしないと自分に言い聞かせつつ光くんのメイクを再開すると、程なくして志乃さんが戻ってきた。

なぜか、女性スタッフ一人とカメラを携(たずさ)えた撮影班の数人を引き連れて。



「由依くん?

本当は撮影が終わった後に渡そうと思ってたんだけど、よかったらこのお菓子……//」


不機嫌な由依くんの前に進み出た女性スタッフが赤くなりながら、箱を差し出す。


それを見た由依くんは……。


「えっ、本当!?

ちょーだい?☆」


満面の笑みを浮かべた。


パシャッ。