「僕はケーキバイキングがいいな☆」 空気を読めない……いや読まない由依が言った。 「はっ? ふざけんな、そんなもんお前一人で食ってろ」 甘いものが嫌いな遥は当然反対するわけで……。 ケーキじゃ、ご飯にはならないわけで……。 『由依、ケーキはまた今度にしようね。 今度一緒に行こう?』 そう言うと由依は、 「うん!!☆」 と素直に頷いた。