今、一人だ…
帰ろうかな…。よし、帰ろう。
私は校門に向かって歩いていく。
その途中に
「りん!!」
この声は愁だね。声…高くね?
身長なんか162㎝…男のくせにチビ。
「何?」
「一緒に帰ろうよ!!」
…こいつは何て言った?
変なことではないことは確か。
気にしちゃダメだな…うん。
「うん、いいよ。」
愁を隣に、歩いて帰っていたら、
ウザいやつらが来た。
「お二人さん!!付き合ってるの!?」
「お~!!ラブラブですね!!」
ヒューヒュー…
クソムカつくな…おい。
「黙れ。付き合ってるとか勝手な妄想しないでくんない?お前ら、相当痛いよ。」
…自分言っちゃったよ。
絶対になんか言われるな。
「なっ!!お前も痛いだろ。男みたいで(笑)」
「だよな!!母親が死んで、狂ったんじゃね?」
「それだ!!マザコンかよ、キモッ!!」
お母さん?なんでこの話に関係あんの?
狂った?知るか、んなこと。
お母さんの話をするな…。
しないで…やめて…やめてよ…
「やめろよ!!」
「…え?」

