――りんside――


先輩に話しかけられない…

どうしよ…
なぁんて思ってたら、知ってる先輩が来た!!

その先輩は由華先輩。
とっても天然で面白い人。

「由華先輩…。すいません。」

勇気出して言った!!よしっ!!

「ん?あ!!りんじゃん!!久しぶりに喋ったね((笑」
「ですね」ニコッ

一応、笑っとかないと…ね。

「で、どうしたの?」
「あ、実は、友達が美鈴先輩の名札がほしいそうなんで…。」
「美鈴~!!ちょっとちょっと!!」

えっ!?呼んじゃうんですか!?

「由華ちゃん、何?」
「りんの友達が美鈴の名札ほしいんだって!!いい?」

遠くで友達は見てるし…って、
私一人っスか!?
寂しいじゃんかぁ…
助けてよ~(泣)

「いいよ♪じゃぁ、はい!!わたしといてね♪」
「あ、はい。わかりました。」

名札を受け取って、軽くお辞儀をした。

あ、挨拶…

「先輩方、卒業おめでとうございます。」
「ありがとう!!」

うん、言っとけば終わりだからいいね。

「いえ、それでは、さようなら」

スタスタと友達の元へ歩く私。
友達がこっちに来てくれて、
名札をわたした。

「わぁ!!ありがとう!!」

お礼言うなら、一緒にいろよ。

なんて言えないから、作り笑顔で

「いーえ♪大切にするんだよ?」
「うん!!」

友達は手を振って、私にバイバイした。