地震があってから3時間後、
やっと通話が出来るようになった
友達から心配のメール
[安否確認します!
なんともない人は連絡ください。]
このメールが30分前に受信されていた。
とりあえず無事を知らせるために
メールを送った
「あれ、愁からきてない」
その瞬間、ものすごく不安になった
生きているのか
今何してるのか
怪我してないか
メールを送ろうとあて先に愁の名前を出すと
♪~♪~
愁からの電話だった
「もしもし?」
恐る恐る電話に出ると、
私の好きな声が答えてくれた
「もしもし!?大丈夫か!?」
いつもなら心配すらしてくれないのに...
「大丈夫だよ。愁こそ大丈夫?」
「大丈夫に決まってんだろ(笑)
俺をなめんなよー!(笑)」
「はいはい。」
いつもの愁だ
「とりあえず、安否確認おわりっと」
なんとなくだけど、電話してくれて嬉しかった
うちだけに電話ってわけではないと思うけど
心配してくれてたってことに嬉しくなった
「桃葉ちゃんは?発作とか起きてない?」
「....まぁ」
なんかあったんだな
「何あったの?」
「いや....泣き止まない」
そりゃ怖いよね
うちだって怖かったもん
「...おいっ!桃葉!」
「何した?!」
愁の応答がない
桃葉ちゃんに何かあったんだ
「愁!!おいっ!!返事しろ!!」
「..桃葉!落ち着け!桃葉!」
愁が戸惑っているのがすぐにわかった

