いつも
あなたの声を聞くたびに
私の脳ミソは
あなた以外のことを考えることをやめてしまう。


私の耳も
あなたの声以外を聞くことができなくなる。


あなたを呼ぼうとして開いた私のクチビルは
あなたの名前も呼ばせてはくれない
あなたが塞いでしまうから。


あなたが
そばにいることを確かめたくって
のばした手を
あなたが繋いでくれるから
目を閉じていても
あなたの体温はわかってしまう
この世で一番大切な体温だからね。


ねぇ
私は
あなた以外の人を知らなくて
こんなに大切にされているのに

それが偽りのモノに思えてしまうことがあるの。

それを確かめたいけれど
確かめたら
あなたに私のそばにいない気がするの。


今日こそ聞かなきゃ
冬がくる前に。