中学3年生 剣道の全国大会の約1ヶ月前。 いつものように、 先生…つまり、俺のじいちゃんに 稽古してもらってた。 俺と唯は、同じ頃に剣道を始めた。 才能があって、昔から強かった唯。 才能がない俺は、人より何十倍も努力して。 唯に追いつくのに必死だった。 そんな俺たちを、たくさんの人が期待して。 唯も俺も、その期待に応えようと頑張ってた。