目をゆっくり開けると、


昔も見たことがある真っ白な部屋。


腕には点滴がしてあって、隣で凌が寝ていた。




「…ごめん…ね…」




規則的に寝息を立てる凌。


そっと、凌の頭を撫でた。




「…ん……ゆい…?」


「凌、おはよ」


「大丈夫か?」


「…ずっと、そばにいてくれたの?」




うっすらだけど、


凌の目の下にくまができてる。


苦笑いしても分かるよ。