「唯、ごめんな」 唯の寝顔はいつも見てるのに 今は、すごく悲しそうな顔に見える。 俺は、そっと唯の頭を撫でた。 「健太、唯に何があったんだよ?」 「俺もよく分かんないけどさ、帰ってる途中に凌に告ってた子と唯ちゃんがいて」 「木下花菜ね…」 「凌のおじいさんを殺した!…って、その子が唯ちゃんに言ってて…さ」 「な…んで…それ…」