「なぁ、高橋。…やっぱり俺は、唯に剣道やれなんて言えないんだ」 「でも、全国1位って…まぁ、きっと何か理由があるんだろうけどさ」 「まぁ…、な」 携帯鳴っていて、 画面には『健太』の文字。 「ちょっと悪い…」 「あっ…うん」 『あっ、もしもし!?凌!?』 「何だよ…そんな慌てて」 『いいから早く!水原中央病院来い!』 「おい、少し落ち着けよ」 『唯ちゃんが…っ』