「川瀬、ぼーっとして…大丈夫か?」 「あっ…大丈夫です」 私を呼び出したのは、 剣道部の副顧問である担任の先生。 「話は部活のことだ。学校側としては剣道部に是非とも入部してほしいところなんだが…」 ずっと花菜ちゃんのこと考えてて 部活のこと、すっかり忘れてた。 1つのことしか考えられない自分が 本当にバカだと思う。