表彰台にいる、凌の姿をみて。 私は、大きく深呼吸をした。 「女子個人の部 優勝 川瀬 唯」 「…はいっ」 大きな歓声が聞こえて。 緊張なんて忘れてしまうくらい、嬉しくて。 表彰台へ昇ると、笑顔の凌が待っていた。 賞状とメダルを受け取ると 大きな拍手と歓声が私を包み込んだ。 夢にまで見た、この景色。 ずっと待ち焦がれていた、瞬間だった。