今、何時だろう。 時計を見る気にもならず、ただ俯いていた。 このままお世話になっても、 唯とおばさんに迷惑かけるだけ。 そろそろ、家に帰らないとな… カチャ…と、物音が聞こえて。 誰がいるかなんて分かっていた。 「入れよ、唯」 「凌…ごめん…ね」 「…何か用?」 「お腹すいたかな~と思って…これ」