「お腹すいてない?何も食べてないでしょ?」 「…今は、大丈夫」 「お腹すいたら冷蔵庫にあるからね」 「…ん」 「凌がうちに泊まるの、何年ぶりかなぁ?」 昔はよく、泊まりにきていた。 ただ、毎日が楽しくて。 こんなことになるなんて、 あの頃は思ってもいなかった。 「なぁ、唯」 「んー?」 「ごめん…な」 「凌…」