「道木凌、西中出身…よろしく」 新しいクラス、自己紹介。 やっぱり、春は苦手だ。 簡単に自己紹介を終え、机に頬杖をつく。 「川瀬唯です!西中出身です!よろしくっ」 クラス中に笑顔を振りまく唯。 クラスが1度も離れたことがない俺たちは、 キセキなのか、腐れ縁なのかも分からない。 しかも、席が自由に座れたため 必然的に唯が隣の席になった。