―凌side―




唯が剣道部に入部して、数ヶ月が経った。




ずっと剣道から離れていたこともあって、


今は体力を戻すために筋トレの日々。




弱音も吐かずにひたすら筋トレをする唯。


その姿は、部のみんなも感心していた。




「凌っ、もうすぐ一緒に練習できるよ!」




なんて、浮かれていた唯だけど。


もうすぐ定期テストが始まる。




一応、日頃から授業は聞いているけど…


俺は、一夜漬けで乗りきれる唯とは違う。


少しは勉強でもするか…




「ただいま」