―唯side―




「お母さん、行ってきます」


「唯、本当に…大丈夫なの?」


「大丈夫っ!…お母さん、たくさん心配かけてごめんね?あと、ありがとう!!」


「唯っ…」


「唯、行くぞ」


「ちょっ…待ってよ!あ、行ってきまーすっ」




久しぶりの学校。


何日か休んじゃったし、


授業ついていけるかな?




「唯、どうした?」


「いや…授業ついていけるかな~…って」




へへっ…と笑うと、凌はため息をついた。