「ずっと俺のそばにいてくれよ…生きてくれよ…唯っ…」 「凌…」 「唯がいるだけで…それで十分なんだよ…っ」 「私、生きて…いいの…っ?凌と一緒に…い」 そのとき、私の唇に何かが触れた。 目の前には、凌の顔。 そっと離れる唇… 「りょ…お…?」 初めてだった。 凌がこんなことをするのも、 凌の顔をこんなに近くで見るのも。