いつの間にか2人で泣いていた。 静かな部屋で、声だけが響く。 「唯が辛かったとき、俺…何もできなくてっ…ずっと後悔してたんだ…」 「いつも凌はっ…、私のそばにいてくれたよ?…優しく…抱きしめてくれたよ…っ?」 凌は、いつもそばにいてくれたよ? いつも、私が安心できるように 抱きしめてくれたよ? 「…唯っ…」 「私っ…凌を苦しめてばっかり…だったら私」