事故のあと、私と先生は病院に運ばれた。 首と腕に傷を負った私。 目が覚めて、気づいたときには 真っ白な部屋のベッドで寝ていて。 少ししてお母さんと凌が病院に来た。 『唯っ!!無事でよかった…本当にっ…』 お母さんがずっと泣いていて、 隣には、黙って立っている凌がいた。 『ねぇ、先生…は…?』 お母さんも凌も、黙ったまま。 本当は、聞かなくても分かってた。 でも、信じたくなかったの。 …私のせいで、先生が死んだことを。