目が覚めたらそこには、しゅんにぃ、昂にぃがいた。


「「気が付いた?」」

(なんで此処に2人がいるんだろ…)


ぼんやりしていると、
「だいじょぶか?」
というしゅんにぃの声が聞こえた。

黙ってうなずくと、2人とも安心したような顔をする。

なぜ自分が心配されているのか、まったくわからなかった。


が、「なぜ寝ていたのだろう」という疑問が湧いてきた。



うなずいた後、黙り込んでしまった唯をまた心配そうにみる2人の顔があった。
「唯、「兄さんのこと受け入れたくないのはわかるけど…」
しゅんにぃの言葉を遮ってまで話しだしたこうにぃは、そこで言葉を途切れさせてしまった。

(なんでそんな辛そうな顔をしてるんだろ?しゅんにぃなら隣にいるのに…)と思っていると

こうにぃに代わってしゅんにぃが話しだそうと「かいのことは」と言ったところで「待って。゙かい゙ってだれ?」今度は唯がそれを遮った。