「先生、またね」

「ああ、またな」




正解だ、とでもいうような先生の優しい声に、強張っていた頬が自然と緩んだ。

そして私は先生だけではなく、私に関わってくれたたくさんの人達を思い浮かべながら。

ゆっくりと、瞼を下ろした。






〜完〜