旅だて!!二次元へ

昼休みに入ると、虹歌がこっちの席まで来た。


「メッチャ見られてるね~

りか、何かしたの?^^b」


と楽しそうに聞く虹歌

そう…虹歌の言う通りメッチャ見られてる

私…何かしたかな?

そう思ってると何故か席を立った五十嵐君が

こっちへ向かってきた。


「ね、りか五十嵐君

何かこっちに来てない?」

「き、気のせいだよきっと;」


でもそれは気のせいじゃなかった。


「ね、ちょっといい?伊藤さん^^」


……話しかけられちゃったよ(・□・;)


「りか、呼ばれてるよ?」


虹歌は、彼をチラッと見て言った。


「嫌だな~^^虹歌ったら

きっと別の伊藤さんに決まってるよb」


うん、そうに決まってる!

いや、そうであってくれ!!

だが、その希望はあっさりと破られた。


「このクラスの伊藤さんは君しかいないよ?

何なら、フルネームの方がいい?伊藤りかさん^^」


………神様の意地悪(ノ_<。)………


「何ですか?五十嵐君」


仕方なく…本当に仕方なく!!

呼びに応じた。


「少し、話があるんだ。

ここじゃ何だから…」


と言って、教室を出た。

“りか!ファイト!!( ̄ー ̄)v ブイ!”

と言う虹歌の応援を聴きながら

あいつ…帰ってきたら覚えてろよ!!

と思ったのは内緒だ。