勢いをつけた私が悪かった… けど… 「……やっぁ!!」 振り返っただけのつもりが 数ミリの距離にあったカケルの顔。 …と 温もりを感じた……唇…。 キスしてることに気づいて 思いきり突き飛ばした。 「…ってぇ…」 アタシに突き飛ばされて空席に思いきり突っ込んだカケル。 「…ご、ごめん」 腰をさすってるカケルを伺いながら謝ると 「星夏、力ありすぎー(笑)」 整った顔を綻ばしながら言った。