パパもママも、えりなの事すごく大事にしてくれていたのが分かるのに。


えりなは、病院のベッドの上から、窓の外をを見て、外の世界が羨ましく涙が出てきた。


パパ、ママ 助けて


えりなを助けて…


えりなが、鼻水も出し涙していると、病室にママが入ってきた。


「えりな!?どうしたの?どこか痛いの?」


ママは、血相を変えて えりなに飛び付いてきた。


「ママ、どうして保証を使うのが、駄目なの?
このままでも、あと二ヶ月すれば、同じなんでしょう?
ねぇ、もう嫌だよ…
えりなを助けて ママ…」


「えりな…
ママもね、ママもね…
助けたいから、たくさん色々調べてるのよ…」


ママは、大粒の涙を止まることなく流し言った。


「ほんとに?」


「ほんとに決ってるでしょ。
えりなを助けたいに決ってるじゃない!
そのことしか考えてないわよ」


「ママ、ありがとう」


「待っててね えりな。
きっと… きっと…
見つけてみせるから…」