まさか目の前に、貞司に、もう保証がないとは知らず、恐ろしいことをしようとしていた寸前のあたしがいることを、思いも寄らないだろう… あたしは、すぐさま 計画を辞めた。 手の中に包まれた粉末は、光を浴びることなく、まだ生息している。