ママは、あたしに、ゆっくり話始める。
「桃華、もしかして知ったの?」
あたしは、こくりとママの肩の上で頷く。
「桃華は、何も気にすることないのよ。
実はね、ママもママの母さんから保証をもらったの。あの保証は、ほんとはママの物じゃないのよ…
でもね、もし保証をもらっていなくて、ママのが残っていたら、迷わず今と同じように桃華に受け渡してたわ。
保証を受け渡してくれた母さんの想いが、痛いほど分かる。
桃華、生きて。
ママの大切な桃華」
「ママ…も?同じ事をしたの?」
「ママはね、事故だったの」
「そうなの。あたしとは違うんだね」
「でもね、違わないのよ。ママね、事故にあわなかったら自殺してたの。
今は、あの事故に感謝だわ。
だって、パパと桃華と拓哉に逢わせてくれたんだもの。
もし自殺だったら生き返ったとしても桃華に保証をあげられなかったわ。
もし自殺なら、ママは、生き返れてたかも分からないわ」
「生き返れてるよ。だっておばあちゃんが願ってくれたんでしょ?」
「そうね。きっと生き返れてるわね」
1・完
「桃華、もしかして知ったの?」
あたしは、こくりとママの肩の上で頷く。
「桃華は、何も気にすることないのよ。
実はね、ママもママの母さんから保証をもらったの。あの保証は、ほんとはママの物じゃないのよ…
でもね、もし保証をもらっていなくて、ママのが残っていたら、迷わず今と同じように桃華に受け渡してたわ。
保証を受け渡してくれた母さんの想いが、痛いほど分かる。
桃華、生きて。
ママの大切な桃華」
「ママ…も?同じ事をしたの?」
「ママはね、事故だったの」
「そうなの。あたしとは違うんだね」
「でもね、違わないのよ。ママね、事故にあわなかったら自殺してたの。
今は、あの事故に感謝だわ。
だって、パパと桃華と拓哉に逢わせてくれたんだもの。
もし自殺だったら生き返ったとしても桃華に保証をあげられなかったわ。
もし自殺なら、ママは、生き返れてたかも分からないわ」
「生き返れてるよ。だっておばあちゃんが願ってくれたんでしょ?」
「そうね。きっと生き返れてるわね」
1・完

