幾度季節が巡っても忘れらんない恋をした。


ぎゅっ

『うん…当たり前でしょ!!』


「お前泣きすぎ…」

『だってだって…』

「こっち向いてみ…!!」『えっやだ』

ホントは見つめてたかった…

一瞬一瞬を

ちゃんと目に焼き付けて…


だって、


コレが

最後になるなんて

知らなかったんだもん…

最後の笑顔なんて

思わなかった…


「ほら、帰んぞ!!」

『ん…』

「早くしないとお母さん帰ってきちゃうだろ」

『うん…』

「なんで泣きそうな顔してんだよ!!」

『えと…』

「またいつでも会えるだろ?」

『うん…』

「受験終わったらまたどっか連れてってやるから…」

『うん…帰ろっか…』

「はいメット…」


『ありがとう…』

だいすき!!

何度言っても足んないぐらい…


好き…



『好き…』

「んー聞こえない…」

ブロロロロロ~