あたしは横断歩道を渡ろうとしていた。


するといきなり腕を掴まれた。

えっ?

そこには雪がいた。

「惹かれるよ…」

『は?』

「俺の方に惹かれるだろ?』

こいつはバカだ…。

意味わかんないし!!


「ちょっと言ってみただけ…。」

スタスタスタ…

はっ?

言い逃げ?

あたしにも言わせろよ!!

ガシッ

あたしは雪の腕をつかんだ。

「えっ?」


『ちょっと、待てよ!!』

「はっ?」

『答え聞かずに帰んないでよ…』

なぜだかわかんないけど涙がでてきた。

『好き…』


今あたしなんてった…。

す…き…


まてよ待てよ…

順番ちがくない!!

「俺も好き。」